本記事では短期売買トレーダー向けに、GEMFOREXでのスキャルピング取引について解説している。
結論からいうと、GEMFOREXではスキャルピング取引を禁止されていない。
またスキャルピングトレーダーにとって魅力的な超低スプレッド(ドル円平均スプレッド0.2pips)の口座も用意している。
ただスキャルピングは繊細な取引のため、事前に取引ルールを確認しておかないと利益没収になりかねない。
GEMFOREXでのスキャルピングに関する正しい知識を身につけて、取引に備えていただければ幸いだ。

目次
GEMFOREXではスキャルピング取引が禁止されていない
冒頭でも述べたが、GEMFOREXではスキャルピング取引が禁止されていない。
公式HPでの「スキャルピングOK」の旨を記載しているので間違いない。
スキャルピングを認めていますか?
はい、特に制限は設けてはおりません。
ただし「どんなスキャルピング取引でもオールOK」というわけではないので、注意が必要だ。
高頻度の注文に対して取引ロットの制限がかかることはある
GEMFOREXの公式HPにはスキャルピング取引について、下記のような記載がある。
お客様からのお口座から発生するメッセージが膨大な量となり当社サーバーの執行能力に支障があると担当部門で認められます場合には、メッセージ数を減らしていただくようお願い申し上げることがございます。
かなりザックリとした記載だが、要するに「スキャルピングはOKだけど、注文出しまくるのはやめてね」ということ。
具体的に「膨大な量」の基準は明記されていないものの、過去の事例として「5分間で往復10ロット以上の連続取引」が引っかかり、取引停止を余儀なくされたトレーダーがいるとのことだ。
以前の事例となりますが、短期間(5分間を目安)に往復合計10LOT以上での連続したお取引を継続された結果、カバー先にて予告無く取引停止となり、該当取引分につきましてdeal cancelとなったケースがございました。その結果、利用規約第12条18項とし、同規約第20条2項に沿った処置となりました。
GEMFOREXから「取引しすぎ」と判断されると、たとえ取引で利益を得ていたとしても全額没収される。
(もちろん、入金した資金(元本)は、問題なく出金できる。)
5分間に10ロットの往復取引は、EAを用いた自動売買のスキャルピングではもちろん、手動での裁量スキャルピングでも抵触する恐れがあるので気をつけよう。
特に意図せずともEAはロジックに応じて勝手にポジションを持ってしまうので、要注意だ。
GEMFOREXでスキャルピングするなら?口座タイプ選びの考え方
- オールインワン口座
- ノースプレッド口座
GEMFOREXには性能が180度違う2つの口座が用意されているので、スキャルピングトレーダーにとって「どちらの口座で取引を始めるか」は極めて重要になる。
以下が2つの口座タイプのスペックの一覧表だ。
項目 | ノースプレッド口座 | オールインワン口座 |
---|---|---|
最大レバレッジ | 1000倍 | 1000倍 |
追証 | なし | なし |
ロスカット水準 | 証拠金維持率20%以下 | 証拠金維持率20%以下 |
スプレッド (ドル円平均) |
0.30pips | 2.00pips |
取引手数料 | 無料 | 無料 |
ボーナス | 非対応 | 対応 |
初回最低入金額 | 30万円~ | 100円~ |
EA・ミラートレード | 非対応 | 対応 |
- ボーナス不要、初回入金で30万円以上用意可能。手動でスキャルピングする
→ノースプレッド口座一択 - 自動売買・EAスキャしたい。スプレッドよりもボーナスを活用した資金効率を重視する
→オールインワン口座も検討の余地あり
上記のように口座タイプによって利用すべきトレーダー特性が異なる。
自動ではなく裁量スキャルピングするならノースプレッド口座
Aを用いない手を動かしてのスキャルピング取引なら、ノースプレッド口座一択だ。
競合の海外FX業者とスプレッドを比較しているが、飛び抜けてスプレッドが狭いことがわかるだろう。
国内FX業者と並んでも遜色ない極狭スプレッドだ。
それでいて最大レバレッジは1000倍と、資金効率も申し分ない。
初回入金30万円のハードルを超えられるなら、ノースプレッド口座で裁量スキャルピングするのがおすすめだ。
EAを用いた自動売買でスキャルピングするならオールインワン口座
- GEMFOREXの無料EAを用いてスキャルピングしたい
- ボーナスを受け取ってガッツリ証拠金を増やしたい
このような方は、オールインワン口座でのスキャルピングも視野に入れよう。
ただスプレッドはドル円平均で1.8pips程度と、そこまで狭くない点に留意しておしい。
スキャルピングに特化した海外FX業者については下記のページでもまとめているので、他の海外FX業者と比較検討して利用する口座を選んでみるのもだろう。
(関連記事:海外FXスキャルピングにおすすめの業者5選。ハイレバ短期売買用の口座はこれ。)
GEMFOREXでスキャルピングするなら注意。禁止事項3つ
以下で紹介する3つの取引をしてしまうとGEMFOREXの禁止取引に該当。
いくら利益を出しても全て没収されてしまう。
特にスキャルピングのような超アクティブな取引をする場合は気をつけてほしい。
1.同一口座以外で両建てのポジションを持つこと
GEMFOREXでは同一口座の以外の、以下の両建て取引を禁止している。
- 同一GEMFOREXアカウント内の複数の口座で両建てポジションを持つ行為
- GEMFOREXと他の海外FX業者で両建てポジションを持つ行為
- 徒党を組んで仲間のポジションと両建てになるようにポジションを持つ行為
特にEAを用いた自動売買でスキャルピングする場合、意図せずとも両建てのポジションを持ってしまうのはよくある話。
事前にシステムのロジックを確認して、両建てになりうるポジションは持たないように気をつけよう。
2.相場が短時間で大幅に動くタイミングを狙った取引
アメリカの経済指標発表時や世界的な有事が起きたタイミングだけを狙った取引はGEMFOREXが定める禁止取引に該当する。
経済指標時やアメリカ雇用統計発表時のみを狙ったトレードも禁止し、平均的なトレードをお願いしております。
なおこれは相場の急変動のタイミングで”だけ”取引をするのがNGだということ。
平常時も取引していて、相場の急変動時にも取引する分には何も問題ない。
3.サーバーの接続遅延・エラーを逆手に取った取引
FX取引では急な相場変動や注文が大量に殺到するタイミングで、サーバーが固まってレートが正常通り動かないことがある。
本来の価格がGEMFOREXが提示するレートと離れていることを逆手に取って、利益をあげようとする行為は禁止だ。
レイテンシートレーディング(レイテンシーアービトラージ)は、異常に短い時間帯で決済が繰り返される事を特徴とし、その結果、大量のトランザクションが発生する事から他のトレーダーの取引に大きく影響する事が判明した為、当社ではレイテンシートレーディング(レイテンシーアービトラージ)に該当する取引につきましては禁止行為とさせて頂きます。併せて、ポジション保有時間の長短に関わらず、遅延価格差を狙ったと思われるお取引や、取引の健全性に照らし不適当であると当社が判断した注文取引に関しても、禁止行為とさせて頂きます。
価格に異常が発生している時は注文を控えるのはもちろん、EAのストップの視野に入れよう。
以上がGEMFOREXのスキャルピング取引に関する全知識だ。
繰り返しになるがGEMFOREXをスキャルピング取引に利用するのは何も問題ない。
ただし以下の禁止行為に該当してしまうと、せっかくスキャルピングで稼いだ利益が帳消しになってしまうので気をつけよう。
- 短期間で大ロットの往復注文をすること
(5分間での往復10ロット以上の連続取引が1つの目安) - 他の口座や業者との間で両建てポジションを持つこと
- レートレイテンシーやFX市場の流動性が担保されていない状況を狙って取引すること
口座タイプに関しては、裁量スキャルピングならノースプレッド口座を選ぶのがおすすめ。
ボーナスを受け取りたい人、EAスキャを堪能したい人はスプレッドを許容してオールインワン口座を解説しよう。
ちなみにGEMFOREXは複数口座開設OKなので、ノースプレッド口座でスキャルピング予定の人もまずオールインワン口座を開設して口座開設2万円のボーナスを受け取り、ノースプレッド口座を追加開設しておくのが賢い利用方法だ。
(関連記事:GEMFOREXの評判!信頼性・安全性を重点的に論じつつ、全12項目からガチ評価!)
GEMFOREXについては下記の記事で徹底レビューしているので、参考にしてみてほしい。
GEMFOREXの評判!信頼性・安全性を重点的に論じつつ、全12項目からガチ評価!